お弁当を作るようになったのはこの地にきてから。

夫の以前の職場では給食センターでおかずだけをとっていたので、ご飯だけを持たせていました。

今の職場では食堂があるのですが、忙しいとそこに行くのも大変と夫に言われ、弁当を作ることに。

朝食の支度の他に、お弁当はさすがに大変。起きて歯を磨いたら顔を洗うのも後にしてフルで作ります。私にしたらあったかい物を食べたほうがいいと思うのですが、夫は気に入っている様子。

よくよくはなしを聞くと、高校時代の夫の母が作ってくれたお弁当はおかずは卵焼きだけだったそうです。育ち盛りなのでそれだけでは足りず学校の近くにできたコンビニで買い食いをして補ったそう。母親は事業をしており、共働きだから出来ないのかと不満も言わなかったそう。

わたしの家も共働きでした。朝早くから働いており起きてくるとご飯だけ炊きあがっていて母は外で仕事をしていません。兄も私もたまごをやいたりの簡単なおかずを自分で作って弁当を作りました。

ですから、母の仕事が暇な冬に母が作ってくれたお弁当を持っていくのが嬉しかったのを覚えています。お弁当を作りながら母を思い出していました。

おっとのお弁当と同じおかずでワンプレートで自分のお昼ご飯も用意します。以前は節約と思って残り物で終わらせていましたが、夫婦二人、どちらが病気しても困るのできちんとした昼ごはんを取ろうと思い直しました。