秋 そして思い出は尽きないけれど
あんずが旅立ってから16日経った。
早いものです。
あんずは私が飼った2匹め(すもももいるけど)の猫です。
18年前ナナという茶トラのオス猫を一人で初めて飼いました。
一人で初めてというのは実家には子供の頃から常に猫が居ました。
広い納屋、物置にはネズミが入り込むので猫🐈にパトロールしてもらうのです。
ですから愛猫との別れは2度目なのです。
ただ、ナナは発病から9日で旅立ちました。
年齢も17歳と8カ月まで生きました。
9日、毎日点滴の為動物病院に通いました。
でも、腎不全の為での点滴ではなく、水も食事も取れなくなった為でした。
毎日、奇跡を心の隅で願いながら動物病院に通う日々。
朝でした。
寝たきりになり、それでも規則正しい呼吸と心拍。
突然、ナナは若い時の声で大きく長ーく鳴いて大きく3回呼吸したと思うとその全ての生の機能を止めました…
私はずっと愛猫の前足を握っていました…
あれは最後のこの世を去る挨拶だったのかな
ナナが死んでから悲しみに沈んでいると夢に出てきました。
空は晴れ渡り大きな広場に通じる広い建物
ナナは沢山の猫達と元気に遊んでいました。
楽しくやってるよ 心配しないで
というナナからのメッセージだったんでしょうか
犬でも猫でも動物を飼うということはお金も労力もかかりますが沢山の喜びを与えてくれます。
ナナの死去の後猫をかうことは全く考えていませんでした。
あんたが最初で最後の猫だからね
ってナナに言っていたのです。
またこの猫を飼っていた時に乳がんになり
独り身の動物の世話というのも大変で入院中は友人や実家の父母にお世話になりました。
もう二度と動物は飼わない。
なのに当時住んで居た家の後ろの家の方に強引にあんず、すももを持ち込まれ、飼うことに。
そしてお別れ。
私も70代になり、あと何年人生があるのだろうと考えるようになりました。
ナナもあんずも死の寸前まで息をして生きていたのに、死んだ瞬間にただの物体となりああ、人間もこんなふうに死ぬとただの物体。
瀕死の状態でも生きてるって凄いことなんだ
風吹き渡り、紅葉も少しずつ始まり、秋…
70代って人生の秋?
季節もありあんずの死もありセンチメンタルになっている私でした。
残っているすもも🐈を見守ってね あんず。
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